
世界最初の正規空母(はじめから航空母艦として建造された)として知られる鳳翔の絵葉書ですが、艦名は書いておらず、しかも写真ではなく完成予想図であることから、1922(大正11)年の竣工前後の頃だと思われます。当時の日本海軍はいち早く空母の有用性に目を付けていたようです。ただ飛行機が本当に戦艦の主砲よりも役に立つかどうかは、第二次世界大戦が始まるまで証明できませんでした。この鳳翔は新型の飛行機には対応できず、太平洋戦争末期には戦闘に投入されず、無傷のまま終戦を迎えました。復員船として使用された後、1947(昭和22)年にスクラップとして解体されました。
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