女優「川崎弘子」

哀愁のある美人女優として主に戦前に活躍した川崎弘子(1912-1976)さんです。川崎大師の近くで生まれたので川崎大師と弘法大師で芸名が「川崎弘子」なのだそうです。1929(昭和4)年に松竹にスカウトされ、清水宏監督「ステッキガール」で映画デビュー、トップスターになりました。主に薄幸な女性や陰のある女性役がハマっていました。ところが1935(昭和10)年に素行に問題がある音楽家の福田蘭童(1905-1976)氏(画家の青木繁氏の息子!)とスキャンダラスな結婚をし人気が急落しましたが、その後もヒット作に恵まれトップスターのままでした。しかし1940年代から病気がちになり戦後はあまり映画に出演できませんでした。1958(昭和33)年に完全引退、1976(昭和51)年に肝硬変のため亡くなりました。
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