絵葉書「東京日日新聞社」

東京日日新聞

 1922(大正11)年に有楽町に完成した東京日日新聞社(毎日新聞の前身)の社屋です。遠藤於菟の設計による鉄筋コンクリートの近代的な建物でした。ちなみに戦前は朝日も読売も毎日も有楽町に社屋がありました。キャプションに「帝都の一大新聞=『東京日日新聞社』社屋全景=新聞界の尖端を往く」とあります。壁には電光ニュースがまたたき、大量の配送トラックをずらりと備え、空には社有機と伝書鳩を飛ばしています。携帯電話もネットもなかった戦前は伝書鳩も新聞社にとって重要な通信手段でした。電光ニュースの歴史は意外に古く、日本では1928(昭和3)年に朝日新聞社の社屋に取り付けられた物が最初だそうです。この後1938(昭和13)年に、手前の空き地の様なところに8階建ての新社屋が建設されます。1943(昭和18)年に戦時統制により大阪毎日新聞社と合同し、毎日新聞社となりました。この社屋と新社屋と隣接する1916(大正5)年竣工の旧社屋は共に戦災を生き延び、1966(昭和41)年に竹橋に移るまで使われていましたが、1967(昭和42)年に新有楽町ビル建設のため解体されました。
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