谷崎潤一郎著「痴人の愛」(1925)

痴人の愛

 1925(大正14)年に改造社から発行された、谷崎潤一郎著「痴人の愛」です。現在の東工大を出て大手電機会社の技術者である28才の河合譲治氏は15才のカフェー女給見習いの奈緒美を引き取り、立派な女性に育てようとしますが、いつしか主従逆転し、奔放なナオミにジョージ氏は翻弄されるようになります。浅草のカフェー、大森の画家のアトリエだった文化住宅、銀座のダンスホール、鎌倉の別荘、横浜の洋館と昭和モダン(大正ですが)の舞台は揃っています。谷崎氏の耽美主義の代表作ですが、何とモデルがいる私小説だそうで、ナオミのモデルは谷崎氏の妻の妹なのだそうです。これは今読んでもあまり古さを感じませんし、当時なら一大センセーションを巻き起こしたことでしょう。
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