少女の友繪葉書「雲」「砂」(中原淳一画, 1934)

中原淳一

 少女向けの雑誌「少女の友」の読者向け絵葉書より中原淳一(1915-1983)さんの1934(昭和9)年のサインのある絵葉書「雲」「砂」です。中原さんは1932(昭和7)年に銀座松屋で行った自作の西洋人形の個展が注目され、同年「少女の友」誌にデビューし、またたくまに人気抒情画家となりました。写真の物は比較的初期の作品で、まだ目がそれほど大きくありませんが、戦後の目の大きな少女漫画の画風を確立した人とも言われています。中原氏はイラストだけではなくファッション等の記事も精力的に書いており、軍部の圧力で筆を折るまでは戦前の少女達にカリスマ的な人気を保っていました。軍部の圧力から開放された戦後は、さらに自分で雑誌を創刊したりファッションリーダーとしての先頭に立ちました。戦前当時、まだ洋装に不慣れだった女性達に易しくコーディネートを解説し、理想的な女性のスタイル画を掲載し、戦後の様々な女性クリエイター達にも深い影響を残しました。
スポンサーサイト
プロフィール

nao_koba

Author:nao_koba
昭和モダンの世界へようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
from 2012/2/20
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR