絵葉書「神田須田町廣瀬中佐銅像」

神田須田町

 東京土産の絵葉書から「(大東京)神田須田町廣瀬中佐銅像」です。日露戦争の英雄、広瀬中佐と杉野兵曹の銅像ですが、ここは元甲武鉄道のターミナル駅である万世橋駅前でもあります。万世橋駅は壮麗な赤煉瓦駅舎だったのですが、関東大震災で焼失したため、一部を再利用して1930(昭和5)年に再建されました。しかし中央線は既に東京駅まで開通しており、万世橋駅はターミナルの性質を失ってしまい、早くも1935(昭和10)年には取り壊されて跡地にインターナショナルスタイルの交通博物館が建設されました。駅そのものは改札口とホームだけの小さな駅として残っていましたが、太平洋戦争中に休止、そのまま廃止されました。絵葉書は応急再建された二代目駅舎が完成していることから1930年代前半であると思われます。また奥に総武線の高架も見えないようですので、1932年以前だと思われます。手動式の交通信号やボンネット型バスや蜘蛛の巣のように張られた東京市電の架線が当時の雰囲気を伝えています。
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