女優「高杉早苗」

戦前、戦後に活躍した映画女優の高杉早苗(1918-1995)さんです。浅草生まれ。1933(昭和8)年、新橋のダンスホールでダンサーをしていた時にミスコンテストで入賞、松竹関係者の目にとまり、同年松竹入社、島津保次郎監督の「隣の八重ちゃん」で主人公の妹役としてデビューし、その後沢山の作品に出演してスターとなりました。しかし人気絶頂の1938(昭和13)年、三代目市川段四郎と結婚し電撃引退しました。戦後に溝口健二監督の映画「夜の女たち」で復帰し、梨園の女房の傍ら多くの映画やテレビに出演し、77歳で心筋梗塞のため亡くなりました。写真は結婚前のまだ10代の頃です。戦後の大姐御みたいな雰囲気とは全く違って可愛いですね。ちなみに俳優の香川照之さんの祖母にあたります。
スポンサーサイト