fc2ブログ

堀野正雄著「女性美の寫し方【その24】」(1938)

女性美の写し方1938oct

 1938(昭和13)年10月に新潮社から発行された「女性美の寫し方」(堀野正雄)より、図版24です。「婦人雑誌の仕事をしてゐた頃、時折、日本髪の寫眞を撮りに、髪結ひの所へ行つた。所が、髪結ひの世界には、寫眞に對する一つの既成概念があつて、その型にはまらない寫眞は、決して認めないのであつた。彼等(結髪師)は、寫眞を撮ると云ふので、自分の腕をふるひ所とばかり、自信の程を見せるのだが、モデルの髪の毛が、さう思ふやうには行かないし、何處から見ても、一點のすきもないと云ふやうに結ひ上がるものではないから、自分の缺點をかくすやうに、カメラの角度を指定して、それ以外の角度からは撮らせないやうに頑強に主張する。そして、髪の毛の不揃ひな所は、その輪廓を修正してくれと、必ず強請するのには、その都度あきれてしまつた。」
スポンサーサイト



プロフィール

nao_koba

Author:nao_koba
昭和モダンの世界へようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
from 2012/2/20
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR