
1939(昭和14)年に発行された「少女の友」三月號(實業之日本社刊)です。表紙は中原淳一さんでタイトルは「雛の月に」です。中原さんは翌年には軍部の圧力で雑誌からおろされてしまいます。題字は何と北大路魯山人氏です。内容は小説や詩やファッションなどの記事ですが、中原淳一さんや松本かつぢさんが挿絵を入れています。作家も吉屋信子さん、西条八十さん、川端康成さん、北原白秋さんなどなど豪華です。これは当時の編集長、内山基(1903-1982)さんによる、少女にこそ一流の物を、という方針でこうなったようです。
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