
1944(昭和19)年公開の東宝映画「怒りの海」(今井正監督)のスチル写真です。造船の神様とも言われた平賀譲中将を大河内伝次郎さんが、その娘を原節子さんが演じています。公開時期からもわかる通り、所謂戦時国策映画ですが、時代背景は1922(大正11)年に締結されたワシントン軍縮条約(1934年破棄)下での制限された軍艦開発を描いています。今井正(1912-1991)さんは1935(昭和10)年東京帝国大学を中退し、映画界に入り、設立されたばかりの東宝で早くも1937(昭和12)年に監督に昇進します。戦後は「青い山脈」などを監督しました。
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