絵葉書「兩國橋と國技館」(1932)

両国橋と国技館

 主婦之友1932(昭和7)年九月號附録、絵葉書「兩國橋と國技館」です。隅田川をまたぐこの現在も国道14号線として使われている両国橋はこの年末に竣工開通ですので、まだ供用されてはいません。震災前のトラス鉄橋(1904年製)も実は大きな損傷はなかったのですが、この機会に架け替えられ、一部は別の川の橋に再利用されて現在も使われています。国技館は1920(大正9)年に竣工した大鉄傘が有名な円形の建物でしたが関東大震災で火災に遭い、戦争中の空襲でも焼けましたが、その度に改修、再建されました。戦後は米軍に接収され、国技館が蔵前に移ったため、接収解除後はイベントホールや最後は日本大学講堂として使われていましたが、老朽化のため1983(昭和58)年に解体され、跡地に現在の新国技館が建設されました。絵葉書の説明文です。
「兩國橋と國技館 昔はこゝが武蔵と下總との國境であつたたゝめに、兩國橋の名が附けられたものであります。震災後、現在の瀟洒な橋梁に改築されました。この左手に、お茶の水と兩國を結ぶ省線電車の高架線があります。江戸風物の一つとして有名な兩國の川開きは、今でも毎年この附近で行はれます。先方に見える圓屋根は、角力で名高い國技館の大鐵傘です。」
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