雑誌記事「東寳映畫『むかしの歌・胡椒息子』」(1938)

むかしの歌・胡椒息子1938dec

 1938(昭和13)年12月発行の雑誌「東宝映画・十二月上旬號」(東寳映畫社)の記事より「むかしの歌・胡椒息子」です。上が「むかしの歌」(石田民三監督)で花井蘭子さんと藤尾純(1911-1987)さんです。助監督に市川崑(1915-2008)さんがいます。この作品は森本薫(1912-1946)さんの原作・脚本です。森本さんは大阪市生まれ、北野中から第三高校を経て京都帝国大学を1937(昭和12)年に卒業、在学中から演劇や映画の作家、俳優、脚本家、演出家として活動しました。戦中に文学座で「女の一生」を公演し、戦後も再演を繰り返すロングランとなります。御本人は結核が戦争中に悪化し、戦後すぐに34歳で早逝されました。下が「胡椒息子」(藤田潤一監督)で写真は子役の林文夫さんと嵯峨善兵(1909-1989)さんです。原作は獅子文六(1893-1969)さんの同名小説です。獅子文六(本名:岩田豊雄)さんは絹織物商の息子として横浜に生まれ、慶應幼稚舎、普通部から慶應大学に進学するも中退、フランスに留学して演劇を勉強し帰国後、1937(昭和12)年に岸田國士さんらと劇団文学座を立ち上げます。その後「獅子文六」の筆名で小説も多く発表し、人気作家、演出家となりました。
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