雑誌記事「まんが都會生活革新案」(1938)

都會生活革新案1938oct

 1938(昭和13)年10月発行の雑誌「サンデー毎日・十月十六日第二増大號」(大阪毎日新聞社)の記事より「まんが都會生活革新案」(岸丈夫・加藤悦郎畫)です。非常時と言われていながら都会の贅沢な生活を冗談めかして揶揄していますが、この革新案は数年後にシャレでなくなります。逆に言えばまだ昭和13年の段階では呑気なものです。岸丈夫(1909-?)さんは岩手県生まれ、旧制盛岡中学を卒業後1929(昭和4)年に画家を目指して上京、岡本一平さんの影響で漫画家に転向し、1932(昭和7)年の新漫画派集団にも参加、様々な雑誌に主に風刺漫画を発表するようになりました。日米開戦後海軍に召集されるも横須賀で終戦、戦後も漫画を書きましたがその後の詳しい消息は判りません。加藤悦郎(1899-1959)さんは北海道小樽生まれ、1914(大正3)年に高等小学校卒業後小樽新聞に漫画記者として入社、北海タイムスなどを経てプロレタリア美術運動に参加、プロレタリア運動が下火になった後も1935(昭和10)年にサンチョクラブに参加し風刺漫画が各誌に掲載され、戦後も政治的な風刺漫画を多数発表しました。
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