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アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その16】」(1937)

フィルター1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「フィルター効果の判然とわからない實例」(青木晃)です。タイトルにはそうありますが、Schott GG11フィルターを使用した下の写真の方が使わない上よりも影の調子が柔らかいような気がします。1936年8月13日14時の鎌倉・由比ヶ濱でのスナップです。カメラはコンタックスI、レンズはゾナー5cm/f2です。
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アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その15】」(1937)

人物撮影1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「人物撮影の實例」です。こちらも人物撮影の良い例です。列車の二等車でしょうか、ハンドバック内を探している女性のスナップショットです。小型カメラによって、一瞬を敏速に切り取るのが人物撮影の肝だそうです。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その14】」(1937)

人物撮影1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「人物撮影の實例」です。こちらも人物撮影の良い例です。モダンなカフェの女給さんです。大きな左右非対称の丸襟が特徴の制服がおしゃれです。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その13】」(1937)

人物撮影1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「人物撮影の實例」です。こちらは人物撮影の良い例です。自然な笑顔を引き出しています。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その12】」(1937)

人形化1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「人形化撮影の實例」です。こちらも人物撮影の悪い例です。まるで人形を写しているかのようだそうです。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その11】」(1937)

人形化1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「人形化撮影の實例」です。人物撮影をする上での悪い例として挙げられています。人物の内面を捉えておらず、人形を写しているようだとのことです。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その10】」(1937)

浜辺1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「濱邉」(高山隆之)です。これも慶應大學K.C.C.展覧会からです。子供たちで大混雑している鎌倉の海岸風景です。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その9】」(1937)

戯れ1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「戯れ」(内田正載)です。これも慶應大學K.C.C.展覧会からです。山梨県の山名湖畔で遊ぶ子供たちです。服装からかなり裕福な家庭の別荘地の子供達だと思われます。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その8】」(1937)

お巡りさん1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「お巡りさん」(林秀)です。これも慶應大學K.C.C.展覧会からです。東京銀座の尾張町交差点(現在の銀座4丁目交差点)で談笑する警察官です。背景に和光の時計台が見えます。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その7】」(1937)

脚線1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「脚線」(狩野優)です。こちらは千葉県大原海岸でのモデル撮影です。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その6】」(1937)

夏の女1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「夏の女」(小布施隆俊)です。小布施さんも慶應大學K.C.C.のメンバーです。神奈川県の茅ヶ崎海岸で撮影さてています。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その5】」(1937)

叢1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「叢にて(その2)」(狩野優)です。こちらも大原海岸の風景です。大胆に背中の開いたワンピースです。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その4】」(1937)

叢1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「叢にて(その1)」(狩野優)です。こちらも慶應大學K.C.C.展覧会からの作品です。場所は千葉県の大原海岸です。ノースリーブのワンピースの女性を逆光で撮っています。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その3】」(1937)

汀1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「汀(その3)」(森田三郎)です。8月20日の午後4時半頃の越前三国海岸で、ローライフレックスを使った撮影です。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その2】」(1937)

汀1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「汀(その2)」(森田三郎)です。短髪のスタイルの良いモダンガールを逆光で捉えています。手拭いの鉢巻はミスマッチですが。この場所は福井県の三国港付近の砂浜だそうです。

アマチュア寫眞講座5「人物撮影法【その1】」(1937)

汀1937jan

 1937(昭和12)年1月にアルス社から発行されたアマチュア寫眞講座5「人物撮影法」(佐和九郎)より、「汀(その1)」(森田三郎)です。この写真は「1.敢然として舊套より脱却する」という章での作例で、「新らしい態度は既に實現されてゐる」例として「慶應大學K.C.C.展覧會出品印畫中より今日の若い知識階級の寫眞家諸君が、如何に新らしい態度を採つて人物撮影に臨んでゐるかを、各位にお傳ヘするために選抜した代表作品である。」そうです。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その17】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「レビュー氾濫」です。各所でのレビューの様子をコラージュした物です。中央上は有名な浅草のカジノフォーリーです。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その16】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「寶塚春のレビュー」です。日本の元祖レビューといえば宝塚歌劇団です。この時代は少女歌劇団といえば西の宝塚、東の松竹という感じです。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その15】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「松竹オンパレード」です。日本のレビューも豪華絢爛です。こちらは東京の松竹歌劇団のレビューです。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その14】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「唄ふ女」です。楽譜の舞台装置の前で歌って踊る女性のカラー写真ですが、詳細はわかりません。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その13】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「玉を持てる女」です。パリのレビュー女優のようですが、詳細は不明です。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その12】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「パリのレビュー」です。まるでアールヌーボーの絵画のような衣装とポーズです。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その11】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「パリのレビュー」です。ニューヨークのレビューのイメージとはだいぶ違います。やはりバレエの要素が強いように見えます。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その10】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「パリのレビュー」です。アメリカの物に比べるとパントマイムやバレエの要素がより強くなっているようです。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その9】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「脚線美の一九三一年」です。足の写真のコラージュです。ここで脚線美をもたらすジャズ音楽が出てきますが、まさに当時の流行最先端音楽というわけです。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その8】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「キャバレーでエロ見物」です。これは1930年公開のアメリカ映画"Half shot at sunrise"(ポール・スローン監督)の一場面です。左の兵隊二人はエロ見物にきたバート・ウィーラー(1895-1968)とロバート・ウールジー(1888-1938)のお笑いコンビです。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その7】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「紐育のキャバレー」です。贅を尽くした紐育のキャバレーと映画界のつながりを説明しています。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その6】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「フォックスのレビュー・ガール」です。中央はアメリカの女優兼歌手のシャロン・リン(1901-1963)さんです。多くのフォックスのレビュー映画に出演しています。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その5】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「大レビュー」です。非常に大人数なレビューの舞台写真ですが、詳細は不明です。

現代獵奇尖端圖鑑「レビュー【その4】」(1931)

レビュー1931apr

 1931(昭和6)年4月に発行された「現代獵奇尖端圖鑑」(新潮社)内の「レビュー」章より「G・シスタア」です。こちらは1930年公開のアメリカ映画「キングオブジャズ」(J.M.アンダーソン監督)のスチル写真になります。踊っているのは双子のダンスユニットG.Sisterです。
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