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雑誌「少女の友・九月」(1923)

少女の友1923apr

 1923(大正12)年4月に発行された「少女の友」四月(第十六巻第四號)特別増大少女模範讀物號(實業之日本社刊)です。表紙絵は林唯一さん作の「ピアノの前」です。
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雑誌記事「寫眞読本」【その27】(1937)

丘の上1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「丘の上」です。「あまり高い丘でもありませんが、カメラの位置で高く見えます。空、人物。草等すべてフイルターのおかげで調子が整つてゐます。」

雑誌記事「寫眞読本」【その26】(1937)

銅像1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「銅像」です。「黒い銅像などは空をバツクにするやうにして、白雲のある時などが大變よろしいです」

雑誌記事「寫眞読本」【その25】(1937)

愉快そうに飛んでいます1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「愉快そうに飛んでゐます」です。「カメラをぐつと下げて撮るのです。レフレツクスのやうなシヤツターを押す瞬間焦點の見えぬカメラであるときは、飛上つた少し前と思ふ時にシヤツターを押さねば、飛切つた瞬間を寫す事はできません。」

雑誌記事「寫眞読本」【その24】(1937)

子供の写真1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「子供の寫眞」です。戦前の海水浴スタイルの子供たちです。

雑誌記事「寫眞読本」【その23】(1937)

動態撮影1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「動態撮影」です。「これはカメラを地上一尺位の高さに於て撮つたものです、これで高さの感じもよく出てゐますしまた背景とつくやうなこともなくスポーツ寫眞としては申分ありません。」

雑誌記事「寫眞読本」【その22】(1937)

動態撮影1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「動態撮影」です。空を背景に下から煽るように撮っています。

雑誌記事「寫眞読本」【その21】(1937)

人物写真と背景1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「人物寫眞と背景」です。「人物寫眞には背景を上手に撰定しないといけない。またレンズの絞などもよく注意せぬとこんなごちやごちやした印象的でない繪ができます。これは牧場の寫眞ですが背景の撰擇を誤つた爲に牧場の感じは更に出てゐません。」

雑誌記事「寫眞読本」【その20】(1937)

梅の実を摘む女1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「梅の實を摘む女」です。モデルさんが梅の実を摘んでいますが、女優さんかもしれません。

雑誌記事「寫眞読本」【その19】(1937)

太陽直射光1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「太陽直射光の下で撮つた人物寫眞」です。モデルについて言明がありませんが映画女優の逢初夢子さんに見えます。

雑誌記事「寫眞読本」【その18】(1937)

ジャンプ1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「ジヤンプ」です。「近ごろスキー寫眞もわざとずらしたのがあります。それはスピードを表現するための手法でありますが、初心の方は矢張りはつきり撮つた方が無難です。」

雑誌記事「寫眞読本」【その17】(1937)

凍っていた雪路1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「凍つてゐた雪路」です。「これは菅平で撮つたもの手札フレツクス絞F6.3・二倍フイルター使用・七十五分の一秒であつたが、寒氣のため多少シヤツターが鈍くなつてゐたやうだ。こんな時はなるべくシヤツターを静かに押すやうにして下さい。」

雑誌記事「寫眞読本」【その16】(1937)

田園に働く女1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「田園に働く女」です。「秋の収穫にいそしむ農村の女を題材にして撮つたもの、背景が少し面白くありませんが光線の關係上止むを得ずこの位置で撮りました。こんな情景は稍光線を逆に採つた方が成功します。」

雑誌記事「寫眞読本」【その15】(1937)

夏の海辺1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「夏の海邊」です。「空には大きな白雲が出てゐます、太陽は殆んど頂上に近かく水の反射も相當に強いです。レンズをうんと絞つて二倍のフイルターをかけて百分の一秒の露出です。」

雑誌記事「寫眞読本」【その14】(1937)

牧場の入り口1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「牧場の入口」です。「夏サツソウたる彼女等は、足にまかせて野に山にハイクる、友を呼ぶ牧場の入口にて」

雑誌記事「寫眞読本」【その13】(1937)

槍投げ1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「鎗投げ」です。「かうした寫眞を撮るときには焦點の調節が自由にされないカメラなら、常焦點の位置から撮れば安全です。私はレフレツクスにて、駆け出すと同時に焦點を合せながら此の位置までつけてくる、右足で力強く踏止まつて投げやうとする瞬間を撮つたのであります。」

雑誌記事「寫眞読本」【その12】(1937)

前景を上手に1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「前景を上手に取扱ふやうにしたい」です。「一つの風景を冩すにも前景を大きく扱ふことは畫に奥行ができるばかりでなく、畫全體がぐつと引締つてくるものです。」

雑誌記事「寫眞読本」【その11】(1937)

ジャンプ1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「ジヤムプ」です。「この寫眞を見ると草の上を飛んでゐるやうに見へますが、そうぢやありません。くさむらの向ふの小道を飛んでゐるのです。カメラの位置でこんなに見へるので興味を惹く寫眞であります。カメラをぐつと下げて撮るのです。」

雑誌記事「寫眞読本」【その10】(1937)

縁側1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「縁側で撮つた人物」です。「北方からやわらかにくる光線の處で撮つたもの、多少光が不足であつたから全紙貼りのレフレクターで反射光を送つたもの。」

雑誌記事「寫眞読本」【その9】(1937)

反射の力1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「反射の力」です。「窓際に立つた婦人一方のみ光線が強く一方はまことに暗いのです。こんな時暗方に襖か障子などで反射光を送るやうにせねばいけません、反射の力で暗部がよく現はれてゐます。」

雑誌記事「寫眞読本」【その8】(1937)

露出の過不足1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「露出の過不足」です。坊主頭で学生服の男性のポートレートを使った実例の説明です。フォトショップがない時代は大変です。

雑誌記事「寫眞読本」【その7】(1937)

自然の光1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「自然の光り」です。「同じ舞踊の寫眞でも、自然の光のもとに自然のバツクに配する時は一段と面白味を感ずるものです。それには太陽の位置に依つて被冩體の位置をきめなければいけません。白衣の場合はなるべくバツクの黒い場所を撰定してほしいものです。」

雑誌記事「寫眞読本」【その6】(1937)

夜間撮影1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「夜間撮影」です。「夜のお座敷、一寸髪を直してゐる處をスケツチしたものです。電燈は二百五十燭一つ」当時最も明るいレンズのコンタックス、ゾナーF1.5を絞り開放で使用しています。

雑誌記事「寫眞読本」【その5】(1937)

ハイキング1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「ハイキング」です。上はコントラスト過多で顔が黒くつぶれてしまった事例で、下は適切な露出の事例です。

雑誌記事「寫眞読本」【その4】(1937)

失敗例1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「あまりに焦點がはつきりしすぎて失敗した寫眞の例」です。絞り過ぎたために全てにピントが合ってしまって、テーマがぼやけてしまっているそうです。

雑誌記事「寫眞読本」【その3】(1937)

国会議事堂1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「議事堂を風景として見た寫眞」です。「たゞ白い建物だけを寫したのでは、説明寫眞としてあまり面白くありません。前景に樹木などを取り入れると一つの風景畫として見られる物です。」

雑誌記事「寫眞読本」【その2】(1937)

午後の河口1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「午後の川口」です。「築地河岸から晩夏の午後日ざしの弱き時に撮つたもの、水の感じ空の調子と船の配置に注意して撮らなければなりません。」

雑誌記事「寫眞読本」【その1】(1937)

舞踊1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事「寫眞読本」(安河内治一郎)より、作例「舞踊」です。キャプションより、「この人のコスチユームは殆ど白です。白いきものを着た人の場合には逆光で撮ることがよいのです。逆光線であればきもののひだなどすつかりつぶれて終ひます。」

雑誌記事「編集後記」(1937)

編集後記1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の記事より編集後記です。各記事の見出しが漫画仕立てで並んでいるユニークな物です。

漫畫「わしはカメラマン」【その4】(1937)

わしはカメラマン1937jul

 1937(昭和12)年発行の雑誌「アサヒカメラ7月號」(朝日新聞社)内の漫畫「わしはカメラマン」(麻生豊)より、「職業意識」です。カメラマンさんが溺れている人を見つけて慌てて救助に向かい、一旦は助けますが…。
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