1938(昭和13)年6月発行の雑誌「新青年・六月號」(博文館)内の広告より、「ビクター新ポータブル」(日本ビクター蓄音器株式會社)です。日本ビクター蓄音器は1927(昭和2)年に米国The Victor Talking Machine Co.の日本法人として設立され、親会社がRCA社に買収された後も横浜に工場を建設して蓄音器の国内生産をしていましたが、この1938(昭和13)年に外資に対する圧力から資本撤退、その後は商標と社名の使用権のライセンスになりました。現在もJVCケンウッドとして存続してます。