今和次郎・吉田謙吉著「考現學採集【その135】」(1931)

1931(昭和6)年12月に建設社から発行された「考現学採集:モデルノロヂオ」(今和次郎・吉田謙吉著)より、「小樽市大通(花園町)服装調査」(大町敏子/名取まつ子調査、今和次郎整理)の中から「露店」です。「而しこの情景はまたゝく間の夏に限られてゐる。冬の雪道の上には、眞赤な提灯の日の出焼屋が、おやき屋が、淋しい姿をとゞめるのみで其他は總て冬眠へ!冬眠へ!である。」
今和次郎・吉田謙吉著「考現學採集【その134】」(1931)

1931(昭和6)年12月に建設社から発行された「考現学採集:モデルノロヂオ」(今和次郎・吉田謙吉著)より、「小樽市大通(花園町)服装調査」(大町敏子/名取まつ子調査、今和次郎整理)の中から「露店」です。「最後に加へて、最初の町の構成の追加になる性質のものを現しておく。『花園町露店地指定 從是西百三十五間』とかゝれた木標が立てられてゐるところから圖の列がはじまるのである。總計一〇二だが、夜の人手の高潮が、これと緣結びしてゐるのだ。露店の中には西瓜や果物が多い。その他とりどり十錢の雜貨店に、ゆできびに、お花にそれぞれの引力に吸はれて、町の人々が一日の休養を樂しむのである。」
今和次郎・吉田謙吉著「考現學採集【その133】」(1931)

1931(昭和6)年12月に建設社から発行された「考現学採集:モデルノロヂオ」(今和次郎・吉田謙吉著)より、「小樽市大通(花園町)服装調査」(大町敏子/名取まつ子調査、今和次郎整理)の中から「女の服装 からだの型と歩き方」です。「だが圖はもつと確實性がある。こんな内股、眞直、及外股の歩き方の年齡關係である。内股は壯年者以上に多く、外股は青年者に比較的に多い。これで婦人の服装紹介を終る。」
今和次郎・吉田謙吉著「考現學採集【その132】」(1931)

1931(昭和6)年12月に建設社から発行された「考現学採集:モデルノロヂオ」(今和次郎・吉田謙吉著)より、「小樽市大通(花園町)服装調査」(大町敏子/名取まつ子調査、今和次郎整理)の中から「女の服装 からだの型と歩き方」です。「からだのタイプのしらべは主觀的な調査である。多數の體格檢査票から出して來ないとものにならないのであるが半ば余興のつもりで添えて置く。やせた人、頃合ひの人、肥つた人、丈高い人、中丈の人、及低い人とがどんな割合かの觀測である。」