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雑誌記事「行ってらつしやい!」(1940)

行ってらっしゃい1940may

 1940(昭和15)年5月に発行された雑誌「オール松竹」五月特別號(映畫世界社發行)の記事より「行ってらつしやい!」です。写真右上は大船撮影所でロケバスに乗り込む水戸光子さん、右下は「信子」ロケのため伊豆方面に向かう列車に乗り込む三浦光子さん、左上は横浜港で中国大陸に向かうロケ隊の乗った浅間丸を見送る坪内美子さん、左下は羽田空港で遊覧飛行機に乗り込む槇芙佐子さんです。

大東京寫眞案内「主要私營乘合自動車系統」(1933)

主要私營乘合自動車系統1933jul

 1933(昭和8)年7月発行の「大東京寫眞案内」(博文館:編)より、「主要私營乘合自動車系統」です。市営バスを除く東京市内の私営バスの主な系統です。東京乗合自動車は「青バス」と呼ばれて親しまれていましたが、戦争中の経済統制で市営バスと合併され、現在は都営バスになっています。東横乗合自動車、目黒蒲田乗合自動車、城南乗合自動車、池上乗合自動車、玉川乗合自動車はいずれも現在の東急バスです。京濱電鐵乗合自動車はそのまま京浜急行バス、王子乗合自動車は国際興行バス、中野乗合自動車は関東バスにそれぞれ継承されています。現在広い路線網を持っている小田急バスや京王バスの前身がありませんが、当時はいずれも三多摩郡部の路線だったので市内にはほとんどありません。

輝やく大東京「大東京交通圖(其二)」(1933)

大東京交通図(その2)1933jul

 1933(昭和8)年7月発行の「大東京寫眞案内」(博文館:編)より、「輝やく大東京『大東京交通圖(其二)』」です。当時都心の路面を網の目のように覆っていた市営電車の路線図です。面白いのは現在存在する唯一の「都電」は、当時公営でなく王子電車という私鉄でした。

輝やく大東京「大東京交通圖(其一)」(1933)

大東京交通図(その1)1933jul

 1933(昭和8)年7月発行の「大東京寫眞案内」(博文館:編)より、「輝やく大東京『大東京交通圖(其一)』」です。現在のJRと私鉄の路線と概ね変わっていない事が判ります。大きな違いはこの年の夏に開通する渋谷-吉祥寺間の井の頭線がまだないことで、ひと月後の開業なら書いておいても良いと思うのですが。面白いのは現在地下鉄となっている路線の上に私鉄が走っている事でしょうか。新宿-荻窪間、巣鴨-下板橋間、王子-赤羽岩淵間、瑞江-大島間等です。あと今はない小さな盲腸線が沢山あります。

輝やく大東京「大東京の交通」(1933)

大東京の交通

 1933(昭和8)年7月発行の「大東京寫眞案内」(博文館:編)より、「輝やく大東京『大東京の交通』」です。写真は上右から東京駅の省線(現JR東日本)電車、市営電車、市営バス、無軌条電車(トロリーバス)です。左手に各駅の発車番線、行き先表示板、下に市電とバスの料金表があります。山手線の環状運転開始が1925(大正14)年、総武線の両国-お茶の水間の開通が1932(昭和7)年、お茶の水-中野間の複々線運転開始が1933(昭和8)年と、この頃にはだいたい現在の線形が完成しています。
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